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今回の東日本大震災の被害は、津波による損傷が甚大で、
地震そのものによる建物への被害はあまり報じられていない。
地震発生当初、沿岸部の津波被害ばかり報じられて、
震度7の内陸部の宮城県栗原市は、壊滅状態で報道が到達していないのか?と思っていた。
ところが、以外にも被害はあまり大きくない。
軟弱地盤の古家はそれなりに損傷したものの、
阪神大震災のような、軒並み倒壊という事例はない。
それもそのはず。
今回の地震による揺れの周期は、木造を倒壊させる成分が少なかった分析がされている。
だから、内陸のけっこう新しそうな住宅地では、地盤が崩壊しないかぎり、
無傷そうな住宅が建ち並んでいる。
かたや、ちょっと古い公共の鉄筋コンクリート建築に、崩落をしないまでも大破に近い被害が見られている。
こと地震の被害というものは、
震度が大きいから壊れるかといったものではなく、
その地震波が、
木造を壊す成分なのか、
鉄骨造を壊す成分なのか、
鉄筋コンクリート造を壊す成分なのか
によって異なるという大前提とともに、
地盤の軟弱、土地のリスクが大きく関わっているってことがよくわかった。