福島第1原発 政府、レベル7検討…最も深刻…
想定外の津波は仕方ないまでも、
ベントが遅れ水素爆発に至った経緯は人災だね!!!
原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は3月28日の参院予算委員会で、東日本大震災の発生翌日の12日、菅直人首相が福島第一原子力発電所を視察したことについて「総理が『原子力について少し勉強したい』ということで、私が(視察に)同行した」と語ったとされる。(朝日新聞28日掲載)
NHKが入手したデータでは、地震が起きた11日深夜には、福島原発1号基の炉心は空焚き状態になっていたことが判明している。
班目委員長か取り巻きが、「首相が来るから何もするな」と号令がかかり、東電側は給水作業の試みをすべて凍結させられ、12日午後の水素爆発を引き起こしたとされる。
原子力には詳しんだと豪語する菅が、緊急訪問によりすべての対策が後手後手になっていったことが伺われる。
国はいつも逃げることばかりしか考えていない。
東電は、ここまできたら、12日朝の菅首相緊急訪問につき、国や原子力安全委員会からどういうお達しが言い渡されたのか、ちゃんと説明すべきである。
地震と津波により冷却用のすべて電源喪失
政府、地震発生の4時間後に「原子力緊急事態宣言」
① 米軍は、ホウ酸を空輸し、原子炉に注入することを提言。
②しかし、東電は、ホウ酸注入で原子炉の復旧が難しくなる(=廃炉)と注入を拒否し、軽水注入での冷却に固守。
③ところが、配管ラインの一部が損傷のため冷却水が十分に供給できず、水位があがらないことが判明。
④そこでやむを得ず、11日夜中に政府に蒸気放出の要請を出す。
⑤ところが、管総理が12日視察に行くため、政府は蒸気放出をやめるよう指示。
⑥蒸気放出は、結局、菅総理の勉強のための自衛隊ヘリ視察が終了した後に先送りされた。
⑦この遅れのため、原子炉外部容器内の圧力が既定値の2倍以上に高まる。
⑧蒸気放出作業を2時過ぎに実施、しかし、12日3時半に爆発事故が起きた。
⑨東電は、1号機の運用維持をようやく破棄し、廃炉覚悟の海水とホウ酸注入を決定した。
こうした東電の判断や菅の視察及び判断が、日本に世界に放射能を撒き散らすレベル7の大事故に至らしめた。
管直人首相と東京電力の清水正孝社長が揃い土下座して福島第1原発住民に謝ったところで、決して許されるものではないと思います。