停電対応の蓄電池を集合住宅に初採用、三菱重工業
三菱重工業はリチウムイオン二次電池を使って停電時などに電力を供給する定置用蓄電池システムを東京都国分寺市の環境調和型エコマンションに納入する。
昼間の太陽光発電の電力を蓄積して夜間や停電時に供給するシステムだ。
システムは2012年の発売を予定していたが、需要の高まりを受けて前倒しで製品化した。
三菱重工業のマンション用リチウムイオン二次電池(資料:三菱重工)
導入するマンションは、三井不動産レジデンシャルが建設中の「Park CITY国分寺」(331戸、2012年入居開始予定)で、最大40kWh相当の電力を供給できる。
三菱重工業のリチウム二次電池が集合住宅に採用されるのは初めてで、9月に納入の予定だ。
屋上に設置した太陽光発電設備からの電力を蓄え、夜間の各共用部に供給するほか、災害時などに電力会社からの送電が途絶えても、緊急性の高い設備に電力を供給できる。
コンパクトで高出力を長時間供給できるのが特徴で、ニチコン製の双方向コンバーターを採用している。
三菱重工業は昨年11月に長崎市の長崎造船所内にリチウム二次電池の量産化実証工場を稼働させ、製造面の技術実証に取り組んできた。
3月の東日本大震災の影響で関東を中心に長期の電力不足が懸念されるなど、節電や災害対応向けに蓄電設備の需要が高まってきたから、製品化を1年早めた。
パークシティ国分寺のシステムの価格は非公表。
一般的には同規模容量のシステムで1kWh当たり70万円程度となる見通し。
出力3kW~数千kWの蓄電システムについても現在開発中で、マンションのほかに、ビルや工場、ショッピングモール、ガソリンスタンドなどにも幅広く対応してゆく。
1kWh当たり70万円として、40kWh=2800万円
1戸あたり(2800万÷331) 85,000円
そんなに高くはないか?
太陽光発電パネルなど別途だろ…
でも、
40kWh=40000whだろ?
40000wh÷331戸=120wh
40whの蛍光灯3個分でしかない
確かに緊急性の高い設備にしか電力を供給できないようだ。
原発事故を受けて、自然エネルギーに人々は期待をかけているけれど…
こうした設備が備え付けられた高級マンションを購入できるのは一部の高所得層のみだ!
どんにな太陽光発電パネルの価格が下がったとはいえ、
街の住宅の屋根
「甍の波が」→「ソーラーパネルの波」と歌われるように
太陽光発電が当たり前のように載るほどに日本国民全体が豊かではない。
ドイツのように手厚い補助がないと無理だ!→→→税金が上がるってことだけど…
原発を止めるのはスイッチひとつで簡単かもしれないが、廃炉までに相当の年月と費用がかかる。
原発電力を売電できなくなった電力会社は、その分のコストを他のエネルギーで作った電気料金に上乗せするしかあるまい。
また、原発を全部止めて日本中が計画停電になるとしたら、相当な電力を消費して製造される太陽光発電パネルは外国製品の輸入しかあるまい?
他の産業も生産がままならなくなり、日本経済はますますデフレスパイラル?