停電対策で太陽光発電と蓄電池のシステムに注目集まる


東日本大震災で電力不足に伴う停電への対応が課題となる中、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた電源システムに注目が集まってます。

大和ハウス工業は、非常用電源として使える可般タイプの発電・蓄電システムを4月に発売。

東芝やパナソニックは、蓄電池を組み合わせた太陽光発電システムを被災地向けに無償提供すると発表しました。


■大和ハウス工業の「SOLAR STORAGE(ソーラーストレージ)」停電対策で太陽光発電と蓄電池のシステムに注目集まる


大和ハウス工業の電源システム「SOLAR STORAGE(ソーラーストレージ)」は、可搬式のリチウムイオン蓄電システム「パワーイレ」と太陽光発電パネルを組み合わせたパッケージ製品。

日中に太陽光発電パネルでつくり出した電力を蓄電システムに蓄え、自立型の家庭用電源として利用できる。

システム販売価格は252万円からで、年間500台の販売目標。


太陽光発電システム部は、シャープの産業用太陽光発電システムを架台に載せた構造で、移動できる可搬式と、屋外に常設する固定式の2タイプがある。

幅1626×奥行き980mmの太陽電池モジュール2枚で最大出力は計520Wに達する。


パワーイレは、太陽光発電のDC電力に加え、商用AC100V電源からの充電にも対応する非常用電源で、夜間電力を充電して活用することもできる。

大型リチウムイオン電池メーカーのエリーパワー(東京・品川)が開発した製品で、これまで、法人向けリースだけで扱っていた。


揺れが到達する前にアラームを発する緊急地震速報機能を備え、集中管理センターからの24時間遠隔監視サービスと、5年間保証が付く。

大きさは幅320×奥行き550×高さ702mm、重さ約62kgで、キャスターが付いており、自由に移動できる。


容量は6セル計2kWh。商用電力だけで充電した場合、フル充電から、45W照明3灯、携帯電話充電10台、ノートパソコン3台に約5時間給電可能。

太陽光発電システムだけで充電する場合は、使用可能容量を約1.1kWhに制限して安定稼働させるため約3時間と短い。


エリーパワーは、パワーイレを単体で一般販売することも検討中。

販売時期などは未定だが、リース契約(5年間計216万円)より安くなる見込み。



東芝は、住宅用太陽光発電と蓄電池を組み合わせたシステムを仮設・復興住宅向けに無償提供する。

各戸に設置する戸別タイプで、被災した自治体の要請に応じてシステムをカスタマイズして提供。

100世帯分を用意する。


さらに、液晶テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、LED照明などの省エネ家電も合わせて提供。

省エネ家電については、要請があれば追加の支援も検討する。


このほか、パナソニックグループも太陽光パネルと蓄電池を備えた電力供給コンテナ「ライフイノベーションコンテナ」を被災地に贈ると発表。

現地での通信機器などへの電力供給を想定しており、宮城県南三陸町の宮城県災害対策本部に設置される予定。




システム販売価格は252万円から

太陽光発電システムだけで充電する場合

使用可能容量を約1.1kWhにして約3時間しか稼動できない?

バッテリー(充電)の飛躍的技術開発がない限り、この際原子力発電を撤廃して自然エネルギーに転換しよう!

・・・なんて議論は時期尚早か?

(風力発電も、電力消費ピーク時に合わせて風は吹いてくれない。)



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