大震災建築資材ストップ・資材高騰・工期遅延・契約云々Q&A集

大震災で建築資材ストップ・資材高騰・工期遅延・契約云々・・・弁護士が解説


地震発生直後から住宅会社より様々な法律相談が寄せられたQ&Aが下記サイトに随時掲載されています。

住宅会社だけでなく、家を建てる側も知っていて損はないと思います。

弁護士法人 匠総合法律事務所
http://takumilaw.com/

東北地方太平洋沖地震を受け、全国の住宅会社の皆様へ法律見解のご提供を致します。
【4月4日19時07分更新】
http://www.vrd.jp/takumilaw/bin/cms/see_more.cgi?d=1&c=31

大震災建築資材ストップ・資材高騰・工期遅延・契約云々Q&A集

以下、Qだけ転載します。Aは上記サイトで確認してください。


Q1 液状化現象により、建物が不同沈下してしまった。この場合、建築会社が是正工事費用を負担しなければならないのか?

Q2 過去に類似判例はあるのですか?

Q3 地盤改良工事をやった建物でも不同沈下事故が発生しています。この地盤改良工事を実施した地盤業者は、地震により発生した不具合であるから免責であると主張しています。この免責の主張は通るものなのでしょうか?

Q4 当社は、民間連合(旧四会連合)工事請負契約約款にて請負契約を締結しています。
 契約書には、以下の条項があります。

(1)天災その他自然的または人為的な事象であって、甲乙いずれにもその責めを帰することのできない事由(以下「不可抗力」という。)によって、工事の出来高部分、工事仮説物、工事現場に搬入した工事材料、建築設備の機器(有償支給材料を含む。)または施工用機器について損害が生じたときは、乙は、事実発生後すみやかにその状況を甲に通知する。
(2)本条(1)の損害については、甲、乙および丙が協議して重大なものと認め、かつ、乙が善良な管理者としての注意をしたと認められるものは、甲がこれを負担する。
(3)火災保険、建設工事保険その他損害をてん補するものがあるときは、それらの額を本条(2)の甲の負担額から控除する。
※甲:発注者 乙:請負者 丙:監理者

 今回の大震災で、上棟した建前が倒壊してしまったのですが、当社は、そのやり直し費用について、施主に対して請求してよいのでしょうか?

Q5  引渡し直前の建物について、地震の影響がないことの証明を施主から求められました。この要求に応じなければならないのでしょうか?

Q6 今回の大震災にて建築資材の納入の見込みがなく、工事再開の目処が立ちません。今後、住宅会社としてどのように対応すれば良いのでしょうか?

Q7 現在、資材調達のスケジュールが全く立たず、近々契約予定の顧客と契約をして良いか、困惑をしています。
 このような状況で、顧客と契約をするときの注意点を教えてください。

Q8 資材価格の高騰の可能性もあり、請負代金も変更となる可能性があり、その旨、請負契約書の特記事項に記載できませんか?

Q9 現在、予定していた建材が納品されない、といった混乱が生じています。この場合、建材が納品にならなければ工事を進捗させる事は出来ませんので、工期の延期をせざるを得ない状況ですが、工期延期の合意は、どのようにすれば良いのでしょうか?

Q10 これから顧客と工事請負契約の締結を予定していますが、工事途中に建材が入荷にならず、工事がストップしてしまう可能性があります。このリスクについて顧客に説明をしておくべきでしょうか?

Q11 サッシが納品されず、やむを得ずブルーシートで養生をし、工事中止をしている建前現場があります。
 工事中止期間中にブルーシートから雨漏りが発生した場合、この雨漏りにより合板等に損傷が発生した場合、その責任は住宅会社が負うことになるのでしょうか?

Q12 今回の大震災の影響により 弊社の標準仕様の商品に、入荷困難なものが複数発生しています。この場合、どのように対応すれば良いでしょうか?

Q13 福島原発に関する報道を見た顧客から、「24時間換気の止め方を教えてほしい」という問い合わせが入っています。
 24時間換気を止めることにより、シックハウス被害や結露の被害など新たなトラブルが出てしまう事が心配です。どのように対処すれば良いでしょうか?

Q14 震災により借地上の建物が全壊してしまったので、借地権は消滅すると考えて良いのでしょうか?

Q15 契約直前の顧客より、原子力発電所からの放射能飛散等、予測不能な深刻な事態が発生した場合には、契約を無条件で解除できるような条項を設けてもらいたいとの相談を受けました。
 当社は、これに応じようと思いますが、どのような請負契約書の特約条項を設ければ良いでしょうか?

Q16 土地建物売買契約を締結して、引渡前の顧客から、契約解除したい旨の連絡が入りました。この契約解除の要請に応じなければならないのでしょうか?

Q17 商談中の顧客に対して見積書を提示する際の注意事項を教えてください。

Q18 いつ完成するのか分からないという説明では、顧客が非常に不安になると思います。2ヶ月工期を延長する合意を交わし、この急場をしのぐという方法を採用する方が良いのではないでしょうか?

Q19 当社の物流倉庫が津波で被災しました。
当社の在庫商品(木材)が津波で流され、隣の土地に転がり込んでしまいました。
隣の工場の主と連絡が取れません。
当社は、勝手に隣の工場の敷地に入って当社在庫商品を回収してきて良いのでしょうか?

Q20 資材調達及び職人の確保困難により,工期遅延が見込まれるのですが、過去の判例にて、類似事例はあるのでしょうか?

Q21 今回の地震で6/1000以上の勾配が発生したにもかかわらず、当社にも何も言ってこなかった為保証が継続されていた場合、3年後に顧客より6/1000以上の勾配があり不同沈下である旨のクレームが発生する可能性もあると思います。このような問題に対応するためにはどのようなことを注意していたらよろしいでしょうか

Q22 当社では、顧客に対し「いつ着工するか、いつ完成するか分からない」とも言えないので、着工日・完工日は明示した請負契約を交わしたいと考えています。その場合、契約書の特約条項として、どのような条項にすれば良いでしょうか?



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