『浜松まつり中止』の英断!を
水・米・カップ麺などの売り切れ騒ぎの面から考えてみると・・・
行政などから常々、災害時に備えて水や食料品などを最低3日分は備えるようにと広報がなされています。
ところが、今般の東日本大震災では3日間では避難所に援助物資が届かない恐れがあることが露呈されました。
追い討ちをかけたのが富士宮震度6強の地震です。
誰もがこの時ほど東海地震と遠州灘に津波の襲来、家屋は倒壊・流出を現実視したことはなかったと思います。
蓮舫節電啓発担当相がいくら「物資は不足してないので冷静に・・・」と呼びかけようとも、自主的に備える行動=買占めが起こるのも仕方のないこと
でしょう。
(我が家では買いそびれました。残りのお米が底を尽くまえに収束してくれ~ぇ!)
多くの市民が、いつ来るか分からない災害に備えたってことです。
それと浜松まつり中止にどう関連するかって?
中止に至った本当の理由が公式に明らかになっていないので推測の域をでませんが、
静岡県警や消防から相当数が被災地に派遣されています。
まだ1ヶ月ちょっと先になりますが、いつまで続けられるのかが見通せない情況にあります。
手薄になった警察・消防が市民生活を守りながら、凧場や御殿屋台引き回しの警備や交通整理にも手配りをしなければならなくなることを想像したなら
、公的機関の支援が必要なイベントは開催が困難と決するのが当たり前と思います。
まして今日の『浜松まつり』は、昭和30~40年代までの旧町参加数から肥大化して旧浜松市の多くまで参加した一大イベントになってしまっていま
す。
参加者の家族や町内会の人たちが見物をするレベルではなくなり、日本各地から一日に数十万人が見物や観光に訪れるイベントになっている。
・・・ということから、
もし、中田島と地形の似た仙台市若林区などを襲った大津波が遠州灘に到来したら・・・
って途方もない、有り得ないかもしれないことを想像することまで政治や行政の責任ではないだろうか?
凧揚げ合戦の最高潮時に巨大地震が起きたら、住民ばかりでなく地理不案内の観光客を安全にどう避難をさせるのか?
そこまで考えていたなら、今年どころか来年以降の開催も許されないことになり、凧場の移転、或いは凧場周囲を高さ10メートルを越える堅固な防潮
堤で取り囲むぐらいのことを考えなければならないと思いますが・・・
日本中、自粛、自粛ムードになっちゃってますが、
被災地から遠く離れた浜松の祭りで被災地を元気づけようなんて思い上がりだろうし(被災地に向けテレビ生中継はないだろうし新聞に写真掲載されることもないだろう?)、子どもの誕生を祝うお祭りを自粛することを被災地では望んではいないと思います。
要は、『公的機関の支援が必要なイベント』は、警備上の問題ばかりでなく、もっと大きな責任が降りかかる恐れがあるからお役所としては公式に後押しができないということと思います。
・・・ということは、
浜松まつりの原点に経ち帰って、各自町内で初子の誕生祝いを公的機関の支援を要しない(=交通規制を必要としない敷地内や氏神境内で)範囲で行うことは構わないのではないでしょうか?
また、砂丘や天竜川河川敷を独占して一般人に迷惑を掛けなければ凧揚げだって構わないのではと思います。
(普段でも凧揚げ練習を見かけたことがあるので、その程度なら・・・)
ならば、経済活動が意気消沈も多くの観光客を当て込む方面は大きな痛手かと思いますが、町内の酒屋さん、仕出し屋さんや、祭り用品屋さん
もある程度は潤うのではないでしょうか?
くれぐれも、
行き過ぎた酒酔い、深夜の騒音などに気をつけていただくってことで・・・