日本の住宅は、室内では靴を脱いで裸足や靴下で歩きます。
硬い靴底と違って裸足では、床板の硬軟なんてそれほど判別できません。
ところがソフトウッド(杉や桧)のほうが、歩行感触が柔らかく感じるのは何故だろう?と生活してました。
『硬いモノをぶつければ直ぐ傷がつく。』という先入観があるからだろう?
一般に多く使われている広葉樹の床板に比べ、格段に暖かく感じることから柔らかく感じているのだろうか?と・・・
先週金曜日の夕刊に、国産の“スギ”“ヒノキ”を推奨する記事が載っていました。
“オール杉縁甲板”の家に暮らす“ゆうゆうpapa”に嬉しい内容でした。
以下、引用です。
英語で、広葉樹はハードウッド、針葉樹はソフトウッドという。
西洋では土足で生活するため、硬い広葉樹の床材が用いられる。
そのまま日本家屋に導入されてしまって、広葉樹の床材が多くなった。
硬い床材は傷つき難いが、寒さを感じやすい。
そのため、
最近“スギ”“ヒノキ”の床材がが使われるようになった。
軟らかい“スギ”の床板は、床暖房のような暖かささを感じる。
国内のナラ、タモ、ブナなどの広葉樹林の多くは天然林・国有林が占め、北米や欧州からの輸入に頼らざるを得ない。
・・・etc.
そうなんだよね!
靴を脱いで生活するのに、わざわざ硬くて冷たい樹種を選ぶ必要ないんだよね。
“オール杉縁甲板”の家に365日裸足で快適に生活できるのは、そういうことなんだよね。
畳文化、それ以前の板の間には“スギ”“ヒノキ”が使われていたはずで、
そうした日本人のDNAが“ゆうゆうpapa”の体に引き継がれていることに気づかされた記事でした。