ちっぽけな設計事務所でも、インターネットのご時勢と云えども遠くから建材のカタログを持ったり、建設下職業者が仕事やらせて欲しいとか言ってやってくる。
先日は、会社が“地盤調査”のカタログ持って挨拶にやってきた。
人は違うが、「前にも来てもらったとこだよね~」と話すうちに、
「因みに調査費用は・・・」と価格表を差し出してくれた。
その価格の安さに驚き、思わず
「安くなったねぇ~」
大丈夫?・・・とつなげたかったが喉元に納めた。
一般的に住宅を建てるお施主さんが、住宅会社(ハウスメーカー)から幾らの請求(見積り)されているか知らないからバラしちゃいけないのかもしれないけど・・・
スウェーデン式サウンディング調査費(5ポイント)で ¥25,000円(税抜き)
(もっと安いところがあるかもしれません!)
90年代中頃には5~6万円していたかと記憶しますが、5万円になり、4.5万円、4万円、3.5万円、3万円・・・
年々下がって2.5万円ですかぁ?
住宅建築にあたって地盤調査が必須になりましたから、以前より随分と調査件数は増え“売り手市場”かと思っていたら、住宅着工戸数減少の影響なんでしょうか?新規参入業者があるのでしょうか?
安売り受注合戦の模様です。
調査機器も一式安くはないはずですから償却するのも大変だと思うのですが、薄利(利益が出ていれば良いのですが・・・)多売による消耗戦をしていて大丈夫なのでしょうか?
『住宅瑕疵担保保険』が普及しているものの、地盤事故が一番恐ろしいものです。
その根拠となる“地盤調査データ”
デフレスパイラルに陥るなかで、満足な信憑性のあるデータが得られるのか?
たくさん“?”がつく出来事でありました。