Micro Television Collection Series №20
SONY TV5-202 (色シルバーグレー)
トランジスター式「マイクロテレビ」
白黒5インチ
1962年(昭和37年)
VHF 1~12ch
高さ11.0×幅19.4×奥行き18.6㎝
本体重量3700g
消費電力AC100V 13W/DC12V 9.6W
電源 AC/カー電源/専用電池
標準価格48,800円
アクセサリー
キャリングバッグA 2,000円
B 2,500円
電池ケース 4,000円
専用電池 3,000円
カーバッテリーコード 2,100円と3,200円の2種
テレビスタンド 800円
カーアンテナ 4,100円
外部アンテナコネクタ 700円
フード 250円
テレビ充電器 2,000円
カタログ表紙には
『トランジスタがテレビを変えた』
『技術に生きる日本のシンボル』 とあります。
テレビを手軽に持ち歩いたり車載して見られるテレビを目指して開発された、
当時世界最小で最軽量のポータブル白黒テレビで「マイクロテレビ」の愛称でヒットしてらしい?
普通のテレビ(14型等)より高感度、高解像度、高輝度、低消費電力など、
たいへん優れたテレビだったみたいです。
トランジスタ25石、ダイオード20石(ICなんて無い時代です)
兄弟機種に5-303があり、黒色の精悍ボディで充電機構を内蔵しています。
取扱説明書のマイクロテレビ使い方集のひとつに
▽風速 何10メートルの猛台風、放送局が壊れるまでは大丈夫
こちらは1本のロッドアンテナで台風情報。
…とあります。伊勢湾台風の後なのでかな?
外装は板金によるモノコック構造で、内部もびっしり詰まっているので筐体の小ささの割りに3.7kg.の重さを感じる。
元箱、キャリングバッグ、フード、専用電池、取扱説明書、カタログなどあり
2002年収集
※元々、一番下の写真にある5-202をYahoo!Auctionで見かけたことからマイクロテレビ収集にはまりました。
写真のとおり、キャリングハンドルやスタンドのない、いわば手足をもぎ取られたような状態でしたが、こんなに古いものなのに、ちゃんと映ることに感動したものでした。
昭和30年台には、『ALWAYS 三丁目の夕日』に出てくるような真空管の大きな筐体のテレビテレビしかなく、トランジスタの小型テレビは1970年代のものと思ってましたから、世界に先駆けた日本の技術力に関心したものです。