今、住宅建築にかかわる皆が泣いている。
住宅会社の下請け大工さんは、工事を進められないので仕事を休まざるを得ないという。
住宅用断熱材が極端な品不足に陥っているからだ。
理由は、長引く不況により建材メーカーが次々と業界から撤退・統廃合が進み生産会社自体が減っている。
2009年度の住宅着工戸数はバブル期の半分以下。
連動して建材の生産量も減少することは自明の理。
ところが、ここにきて住宅用断熱材の需要だけが突出して増加してきた。
なぜか?
①今年12月末までに引き渡しを条件に拡充された住宅ローン減税(10年間で最大600万円)が受けられる長期優良住宅の建設が駆け込みで急増。
(麻生内閣の施策か)
②住宅版エコポイント制度により、新築や断熱リフォームが急増している。
(鳩山内閣の施策)
政治家が、国民うけ狙いの政策も良いが、
単なる思い付きで行ったとしか思えないような施策が、
現に住宅産業にかかわる人ばかりか、
年内完成が危ぶまれるとか、
工期延長を余儀なくされているとか、
着工(上棟)が先延ばしされちゃったとか・・・
国民生活にも影響が出始めている。
鳩山前首相の突発的な
『二酸化炭素25%削減』宣言も影響しているのだろう?
産業界が追随してこわれるように根回しをしておくべきだったんだろう。
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。