先日の
『“建築基準法”が保障するのは“最低の基準”なんです』~②のつづき・・・
建築家と呼ばれる建築士はたくさんいます。
安藤忠雄、長谷川逸子、石山修武、藤森照信、妹島和世、伊東豊雄、隈研吾、泉幸甫、加藤武志、三澤康彦、三澤文子…etc.
建築家=(イコール)設計事務所
と混同されるかもしれませんが、
実は、そうではない設計事務所のほうが圧倒的に多いのです。
建築家には、はっきりした定義はないので、
建築家=お客様に相談されて住まいづくりを行う設計事務所とすれば、、
“そうではない”は、
お客様がビルダー(ハウスメーカー・住宅会社・建設会社・工務店etc.)に相談されて住まいづくりを行うケースが当てはまります。
ビルダーの中には、社内に設計事務所を併設していて自社設計を行うところと、
自社設計を標榜しながらも、外部の設計事務所に“建築確認申請”を外注する場合があります。
いわゆる“確認申請業務”とか“代願設計”といわれるものです。
“建築家”?と思われる設計事務所でも、
若手所員の給料を賄うために不動産会社の建売住宅の
“確認申請業務”を下請けているところがあるほどですから、
日本の設計事務所の9割以上は“確認申請業務”に関わっているんじゃないでしょうか?
まぁ、全部が全部危ないとは言いませんが、
『建築基準法が保障するのは最低の基準なんです』~①
にも書いたように注意をしておいたほうが良いと思います。
欠陥住宅等の紛争では、
僅かな報酬で“建築確認申請”を行っただけでも、
“設計・監理者”としての責任を、施工者責任と一緒に負わされます。
だから、“ゆうゆうpapa”は、
そんな危ないビルダーとの付き合いはこちらから願い下げにしてきました。
ところが、“構造計算書偽造”をした建築士のように、
生活の為にビルダーの不正を正すことができない建築士は、
ビルダー内の設計担当や、外注の設計事務所にたくさんいると思います。
増してや、“建築基準法”が保障するのは“最低の基準”であることをお構いなしに、
何の躊躇いもなく、ビルダーの要求のまま“建築確認申請”業務を行っている
設計事務所はもっと沢山と疑ってみたほうが良いと思います。
2011/02/03 『建築基準法が保障するのは最低の基準なんです』~①
http://youyou88.hamazo.tv/e2467763.html
2011/02/02 “建築基準法”が保障するのは“最低の基準”なんです
http://youyou88.hamazo.tv/e2467427.html
2011/01/21 偽造が長期優良住宅でも発覚!
http://youyou88.hamazo.tv/e2449838.html
2011/01/19 『建築士事務所賠償責任保険』
http://youyou88.hamazo.tv/e2447512.html
2011/01/17 あれから16年
http://youyou88.hamazo.tv/e2444232.html