DIY (Do It Yourself)をした我が家の『縁側。。。』
正確には『濡れ縁』でしょうか?
DIYしたものの、根っからの無精者なので4年以上ほったらかしにしていました。
写真は、ちょうど4年前の様子です。
完成間もない縁側だけを撮った写真がないのでこれで・・・
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材料は杉です。
それも屋外使用には不向きな間柱用の白太(辺材)です。
本当は、赤身を使うべきなんですが、どのくらいの耐久性があるものか実証実験のつもりで使用してみました。
それでも一応、超仕上げカンナ仕上げして、含浸の木材保護塗料(クリアー)を1度塗りしてますから、暫くは水を弾いていました。
作成時の写真もなく正確な時期を失念してしまっているので、
風雨や直射日光(紫外線)に曝されて4年以上は間違いないですが、
先日までの状態がこれです。
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どこにでもあるような、雨曝し日曝しになった木材表面の色状態になっています。
一説には、木材が紫外線から身を守るために色を変えると聞いたこともありますが・・・
本当にメンテナンスを怠っていたものですから、場所によっては表面に飛来した埃が付着してドロドロになってこびり付いているような汚い状態になっていました。
ここでDIYの工作もするものだから、表面の小傷もおびただしいです。
こんな状態でしたが、先日息子の自由研究をした片付けついでに、ちょっと“たわし”でこすってみたら・・・
表面のドロドロや、表面の柔らかな白身が半分腐ったような状態で取れるは!取れるは!
新旧半分づつの写真がこれ。
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(半乾きのところが腐ったように見えますが、乾くとそうではありません。)
全面、洗った後の状態がこれ。
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写真では分かりづらいかもしれないが、
表面の硬い年輪部分は残って、柔らかな部分が削り取れた状態、
つまり『浮づくり』(うづくり)が掛かったような状態になって、
色も半分若返ったようになり、硬い部分は磨かれたような状態でちょっと輝きも発していて・・・
とてもイイ綺麗な状態にの縁側になりました。
こういうのも“パティーナ”というのでしょうか?
新品では味わえないとてもいい感覚、肌触りの縁側になりました。
こういうお金では買えない色彩・感触がたまらなく大好きなんです。
写真でわかるとおり、材の表面にはヒビが無数に入っています。
そこから雨水が浸入して内部が腐るっていうのも時間の問題と思ってましたが、乾燥も早いのでそのダメージは想像していたより少なく遠そうに思えます。
条件によるのでしょうが、
我が家の実証実験では、杉の白太でもノーメンテで5年は少なくとも大丈夫そうです。
この分だと10年はへっちゃらじゃないかと予想をしています。
少なくともツーバイフォー材のホワイトウッドより長持ちは間違いなさそうですね。
2010/11/24 “パティーナ”
http://youyou88.hamazo.tv/e2367420.html