断熱材問題、埒があきませんねぇ。
聞いた話しでは、年内ダメのようです。
中小の住宅建材屋では、メーカーからちょっとしか入ってこないということです。
これはもう構造的問題というか、政治=行政と業界(ハウスメーカーの)がつるんでいるとしか言いようがない。
・住宅着工戸数の減少に伴って、断熱材メーカーの廃業や再編が行われて生産量や在庫量が減少した。
そこへ
・長期優良住宅や住宅エコポイント制度の省エネ基準で、断熱材使用量が倍以上に膨れ上がった。
だけど
・ハウスメーカーは大量に長期契約しているので、コンスタントに入荷するので涼しい顔をして工事を進められる。
かたや
・年に数棟建てるか建てないような小規模工務店(大工棟梁)には、なかなか断熱材が入荷しないので工事はストップせざるをえない、新規契約も難しい!
近年の建築関係の不祥事で建築基準法関連諸法令が改正されたこととあわせ、元凶は大手にあったにもかかわらず善良な中小建築ビルダー潰しが行われているとしか思えない。
最近の住まい造りは、合板や断熱材がなければ工事を進めることができないまでになってしまっている。
でも
経験上“ゆうゆうpapa”は、床や壁に断熱材を入れないで、
『夏涼しく冬暖かい住まい』を造ったことがある。(我が家ではない)
その家は浜松市内の住宅密集地において、新築後数年間エアコン(冷房)を取り付けることなく生活をされていた。
断熱性のある“杉の木”を多用したつくりだったが、“土”も利用できよう。
ともに“断熱性”ばかりか“調湿性”も抜群な素材である。
高温多湿な日本では、ハウスメーカーの化学物質一辺倒の工場生産住宅よりも安心でもある。
良い住まいを手に入れたいお施主様と、建築士と、腕の良い棟梁の3人が
“夢”や“想い”や“知恵”を出し合えば、きっと良い住まい創りができます。
※建築中のみなさん!
断熱材不足がまだまだ続くようです。
省エネ基準に合った断熱材で適切に工事が行われているか、チェックを怠らないほうが良いですよ!
床下は、工事完了後でも床下点検口や床下収納庫から潜り込めば、ほとんど確認できるはずです。
天井裏も1・2階とも天井裏点検口があれば確認できると思います。
問題は外壁面の壁と屋根勾配の天井です。壁や天井で覆われてしまうと確認のしようがありません。
壁面に温度計を押し当てて、温度差から断熱材の有無を推量するとかしか・・・
あと、間仕切り壁と土台の取り合い部もチェックしておかないと、床下の冷気が間仕切り壁を伝ってきますから注意が必要ですよ。
(通常、間仕切壁内まで断熱材は入れません。ただしユニットバス廻りは必須です。)