ハウスメーカー断熱の限界

“わらべ”

2011年01月18日 17:59

あるハウスメーカーさんの断熱仕様が目にとまったんで・・・



この住宅の骨組み構造は軽量鉄骨構造と思われます。

鉄は熱伝導率が極めて高く熱橋(ヒートブリッジ)現象が起こりやすいと思います。


そこでメーカーさんは、(たぶん)高性能グラスウールのみの内断熱構造から、

高密度グラスウールボードの外断熱方式を交えたハイブリット構造にしたのではないか?と思われます。


ところが、ここで“待てよ!”です。

鉄骨柱の中にまでグラスウールを詰め込んではいますが、熱橋対策はどうなってんでしょうか?


まさか、薄っぺらい高密度グラスウールボードだけで十分とお考えなら、

充填断熱は無駄使いになってしまいますが・・・


薄っぺらい高密度グラスウールボードを通過した屋外の冷気が、

軽量鉄骨を伝ってヒートブリッジ現象が起きるのではありませんか?


せっかく室内を暖房しても、冷たい外気が伝わって冷やされてしまう、

条件によっては、冷たい氷水のコップに結露するような現象が鉄骨柱に起こって・・・

その先はコワイですよね~ぇ!


“ゆうゆうpapa”はその昔、
このメーカーとは違う鉄骨系プレハブメーカーに住んでいました。

いくら暖房をしてもすぐに冷えてしまうことに懲り懲りで、

外壁内部の黄色いグラスウールに黒かびが発生していることも目にしました。


そのメーカー、鉄骨系の熱橋対策に限界を悟ったのか?

今では、太陽光発電+オール電化+床暖房を勧めています。

断熱不足を足元を暖かくすることで誤魔化そうとしているのでしょうか?


太陽が出ている時間はECOかもしれないけれど、

暖房が恋しい夜間は、電気に頼り続けないと快適に住めないのでしょうか?


もっと自然に住まうことが出来る住まいづくりがいいと思うのですがねぇ。

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